<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>資本スケーリング on FX検証日記</title><link>https://etherpoc.com/ja/tags/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0/</link><description>Recent content in 資本スケーリング on FX検証日記</description><generator>Hugo</generator><language>ja</language><lastBuildDate>Tue, 21 Jul 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://etherpoc.com/ja/tags/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>もっと稼ぐ道を3本測って、最後に残ったのは7万円の保険だった</title><link>https://etherpoc.com/ja/posts/scaling-three-roads/</link><pubDate>Tue, 21 Jul 2026 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://etherpoc.com/ja/posts/scaling-three-roads/</guid><description>&lt;p&gt;このプロジェクトには、動かせない結論が1つあります。&lt;strong&gt;エッジ(システムの優位性)はこれ以上増えない&lt;/strong&gt;。価格の中の情報は探索し尽くし、レバレッジも月次2.1%で飽和することが分かっています。それでも稼ぎを増やしたいなら、残る梃子は資本の側にしかありません。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;候補は3本ありました。①勝ち続けている金の配分を増やす、②プロップ会社が出した条件の緩い新プランに乗り換える、③口座そのものを並行に増やす。4本の検証(研究221/224/231/243)で、3本とも破綻確率という一番厳しい物差しまで当てて測りました。結論から言うと、生き残ったのは③だけ。しかもその成否を分けたのは、たった7万円の使い方でした。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="はじめに-このブログと前提の説明"&gt;はじめに: このブログと、前提の説明&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;初めての方向けに。このブログは、私(個人)がFXの自動売買プログラム(EA)を自作し、統計検証の記録を勝敗問わず公開している検証日記です。文中の「研究N」は検証ノートの通し番号。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;前提を2つ。1つ目、私のEAは&lt;strong&gt;プロップファーム&lt;/strong&gt;の口座で稼働しています。審査に合格すると会社の資金(1,000万円規模)で取引でき、利益の80%を受け取れる代わりに、日次-5%・累計-10%の損失で即失格という仕組みです。参加費は69,800円。2つ目、システムの中身はFXのトレンドフォロー・逆張り・指数・金など8本のサブ戦略(スリーブ)の合成で、全体でPF 1.69(総利益÷総損失)・月利+1.06%が検証済みの基礎値です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;img src="https://etherpoc.com/charts/ex/prop.png" alt="図: プロップ口座の失格ライン(概念図)。"&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;em&gt;図: この記事の「破綻」とは、これらのラインに触れて口座を失うこと。3本の道は全て、この確率を物差しに審査されます。&lt;/em&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="道-金を増やす研究221224"&gt;道①: 金を増やす(研究221/224)&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;まず一番自然な発想から。ここ数年、私のEAの金スリーブは絶好調です。配備構成のまま金のリスク量だけを0倍から2倍まで7段階に振ってみました。&lt;/p&gt;
&lt;table&gt;
	&lt;thead&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;th&gt;金の倍率&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;OOS月利&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;PF&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;OOS最大DD&lt;/th&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/thead&gt;
	&lt;tbody&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;0(金なし)&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+1.342%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;2.21&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;-3.5%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;1.0(現行)&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+1.409%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;2.08&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;-3.6%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;2.0&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+1.513%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.97&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;-3.8%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/tbody&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;p&gt;未使用データの月利は単調に伸び、DDはほぼ不変。表だけ見れば「2倍にしない理由がない」ですよね。私も一瞬そう思いました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;でも3つの警告灯が点いていました。第一に、ルール決定期間(2015-23)では1.5倍がピークで2倍は逆に下がる非単調な形。未使用期間(2023-26)だけ綺麗に単調なのは、&lt;strong&gt;金がこの3年ずっと強気だった、その実現トレンドを拾っているだけ&lt;/strong&gt;の疑いが濃い。第二に、PFが2.21→1.97へ一貫して劣化している。増やした分のトレードの質は下がっています。第三に、そもそも単一資産への集中リスクは、実現したドローダウンの数字には写りません。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そこで裾(テール)を直接測りました。各構成の日次リターンをブロック・ブートストラップして3年複利のモンテカルロを12,000本ずつ回し、モンテカルロとは、日々の損益データを並べ替えて「あり得た運命」を何千通りも再生する手法です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;img src="https://etherpoc.com/charts/ex/mc.png" alt="図: モンテカルロの考え方(シミュレーション例)。"&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;em&gt;図: 1本のバックテスト曲線ではなく、運の幅ごと比較するのがこの記事の流儀です。&lt;/em&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;月利中央値が4%になるようレバレッジを揃えた上で、最悪側だけを比較します。「同じリターンなら、どちらの裾が安全か」という等価交換の問いです。&lt;/p&gt;
&lt;table&gt;
	&lt;thead&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;th&gt;金の倍率&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;maxDD95%点&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;資産半減(DD50%超)の確率&lt;/th&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/thead&gt;
	&lt;tbody&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;1.0(均一)&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;40.0%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;0.8%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;2.0&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+0.5pt&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+0.2pt&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;3.0&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;&lt;strong&gt;+3.7pt&lt;/strong&gt;&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;&lt;strong&gt;1.7%(倍増)&lt;/strong&gt;&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/tbody&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;p&gt;答えは明快でした。2倍までは裾中立、つまり悪化しないが&lt;strong&gt;改善もしない&lt;/strong&gt;。同じリターンなら均一レバと同じ危険です。そして3倍では、単一資産の集中が裾で牙をむき、資産半減の確率が倍になります。&lt;/p&gt;</description></item></channel></rss>