<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>急落買い on FX検証日記</title><link>https://etherpoc.com/ja/tags/%E6%80%A5%E8%90%BD%E8%B2%B7%E3%81%84/</link><description>Recent content in 急落買い on FX検証日記</description><generator>Hugo</generator><language>ja</language><lastBuildDate>Tue, 21 Jul 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://etherpoc.com/ja/tags/%E6%80%A5%E8%90%BD%E8%B2%B7%E3%81%84/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>急落した株はいつ買うか、613銘柄21年分の日足で検証してみた</title><link>https://etherpoc.com/ja/posts/stock-crash-buying/</link><pubDate>Tue, 21 Jul 2026 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://etherpoc.com/ja/posts/stock-crash-buying/</guid><description>&lt;p&gt;「週次で大きく下落した株を金曜の最後に買って、市場が冷静になった後の戻りで売ればいいのでは?」という仮説を検証してほしい、というリクエストから始まった一連の株研究の全記録です。結論を先に言うと、この仮説は棄却でした。ただし棄却のされ方が面白くて、急落を買うこと自体は正しいのに、金曜という曜日だけが間違っていた。そこから派生検証を7本(研究247〜253)積み重ねて、最終的に21年間・全ての相場局面でプラスだった買い方が1つ確定しました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;長い記事ですが、途中の失敗と回り道こそがこの検証の本体です。順番に行きます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;img src="https://etherpoc.com/charts/ex/crash.png" alt="図: 週次急落の月曜引け買いの実例(META 日足・実データ)。1週間で大きく下げた銘柄を週明けの引けで買い、5日SMA回復で売ります。"&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;em&gt;図: 最終形のエントリー実例。1週間で15%下落したMETAを週明けの引けで買い、5日SMAの回復で売っています。&lt;/em&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="検証の土俵と2つの防波堤"&gt;検証の土俵と、2つの防波堤&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;対象は米国株の日足です。最初は429銘柄、最後は613銘柄まで広げ、期間は最長で2005年から2026年の約21年。コストは往復2セント+2bpを全トレードから差し引いています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;株のロング検証には、結論を狂わせる2大要因があります。1つは&lt;strong&gt;強気相場のかさ上げ&lt;/strong&gt;。上げ相場では「いつ買っても勝てた」ように見えるので、同じ銘柄・同じ回数・同じ保有日数でデタラメな時点に買う「ランダム対照」200セットを常に並走させ、それに勝てない戦略はタイミングの価値なしと判定します。もう1つは&lt;strong&gt;後出しの罠&lt;/strong&gt;。データを見てからルールを調整すると、過去にだけ効く偽物ができます。そこでデータを2005〜2017年(ルール決定用)と2018〜2026年(答え合わせ用=OOS)に分け、OOSはルールが固まるまで封印。棄却条件も検証前に文書化しました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;この2つの防波堤が、後の全ての結論の信頼性を支えます。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="第1章-金曜買いは25戦25敗だった研究247"&gt;第1章: 金曜買いは25戦25敗だった(研究247)&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;まず元の仮説をそのまま測ります。週次リターンが-5%〜-15%を超えた銘柄を金曜引けで買う。出口は5種類(5日/10日の時間切り、5日移動平均の回復、下落幅の半値戻し、ボラが落ち着くまで待つ)、フィルタ有無も振って40変種です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;急落買いそのものは強かった。25変種が採用基準(N≥100、t≥2、PF≥1.15)を通過し、ほぼ全てがランダム対照に100%分位で圧勝します。ここまでは仮説どおり。しかし核心の対照が待っていました。&lt;strong&gt;同じ急落シグナルを、月曜から金曜までの各曜日で建てたらどうなるか&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;table&gt;
	&lt;thead&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;th&gt;曜日&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;平均リターン(-5%急落×SMA5出口)&lt;/th&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/thead&gt;
	&lt;tbody&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;月&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+106.9bp&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;火&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+43.3bp&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;水&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+44.5bp&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;木&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;+78.1bp&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;&lt;strong&gt;金&lt;/strong&gt;&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;&lt;strong&gt;+14.8bp&lt;/strong&gt;&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/tbody&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;p&gt;金曜は25変種すべてで最弱。統計的にも有意に他曜日に負けます(最悪の変種でWelch t=-5.3)。金曜の引けはまだ投げ売りの途中で、週末を跨いだ追撃(月曜のマージンコール)を正面から受けてしまう。「市場が冷静になってから買う」という仮説の発想自体は正しく、冷静になるのを待つ場所が1歩早かったんです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;事前登録していた反証条件が成立したので、仮説は棄却。おまけの発見として、「ボラが冷静になるまで待つ」出口は5種類の中で最弱でした。戻りの主要部は、冷静になる前に出てしまいます。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="第2章-月曜に変えたら今度は本当だった研究248"&gt;第2章: 月曜に変えたら、今度は本当だった(研究248)&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;曜日対照が指した「月曜最強」を、独立の仮説として登録し直しました。ここで正直に書いておくべきことがあります。この修正案は&lt;strong&gt;検証データを見た後に思いついた&lt;/strong&gt;ものです。過去に「符号を反転したら勝てそう」という派生仮説が、未使用データで見事に散った前例があります(指数のギャップ順張り)。だからこそ判定基準を先に文書で固定し、封印していたOOS 8年半(コロナ暴落・2022年ベア込み)を裁定者にしました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;結果は生存です。&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;IS: 24変種中23がゲート通過。全曜日で建てた場合との比較でも、月曜集中の付加価値が全変種で正&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;OOS: 代表形(5日リターン-10%×週初引け買い×SMA5回復売り)が1トレード+120.4bp、t=+9.1、&lt;strong&gt;PF 1.42&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;ランダム対照に100%分位で勝ち、全曜日プールより+41bp良い&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;事前登録した4つの棄却条件を全てくぐり抜け、この探索枠組みで初のOOS生存者になりました。なぜ月曜なのかの構造も明快です。株の急落は金曜の引けにかけてパニックが凝縮し、週末に情報が消化され、月曜に最後の投げ(フォロースルー)が出て、そこからが回帰の本番。&lt;strong&gt;売りが出尽くした後の最初の引けが月曜&lt;/strong&gt;なんです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;同時に走らせた姉妹仮説2本は棄却でした。出口を半値戻しに変える案はペア差t=1.48で有意にならず(出口の改良はこのプロジェクトで通算7連敗)。急落から市場全体の下落分を引き算して「銘柄固有のパニックだけ買う」案は、素の急落買いに30/31変種で負けました。ここから逆説的な構造が確定します。&lt;strong&gt;市場全体が連れ安している時ほど、戻りは強い&lt;/strong&gt;。平均回帰の主収益源は市場・セクター単位のパニックの回帰であり、市場成分を引くと戻りの弱い残差だけが残るんです。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="第3章-磨き込みと効かなかった改良研究249"&gt;第3章: 磨き込みと、効かなかった改良(研究249)&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;生き残った月曜買いを3方向から磨きました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;指値エントリー化は見送り&lt;/strong&gt;。別の株システムで唯一の当たり軸だった「翌日に安値側の指値を置く」を移植すると、1トレードの質は上がる(OOSで+209bp vs 成行+120bp)のに約定数が4割に減り、ルール決定期間のポートフォリオ月利は劣化(+3.78% vs +4.94%)。期間によって勝者が入れ替わるため、規律に従い成行を維持しました。同じ改良でも載せる骨格で答えが変わる好例です。&lt;/p&gt;</description></item></channel></rss>