<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>動的k on FX検証日記</title><link>https://etherpoc.com/ja/tags/%E5%8B%95%E7%9A%84k/</link><description>Recent content in 動的k on FX検証日記</description><generator>Hugo</generator><language>ja</language><lastBuildDate>Fri, 24 Jul 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://etherpoc.com/ja/tags/%E5%8B%95%E7%9A%84k/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>出金ルールを変えただけで初回出金が530日から169日に縮んだ</title><link>https://etherpoc.com/ja/posts/payout-policy-fastpass/</link><pubDate>Fri, 24 Jul 2026 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://etherpoc.com/ja/posts/payout-policy-fastpass/</guid><description>&lt;p&gt;売買ロジックには一切手を触れていません。リスク設定の中身も同じです。それでも、プロップファームで最初の出金にたどり着くまでの期間は中央値で530取引日から169取引日、およそ3分の1になりました。変えたのは「いつ、いくら出金するか」という出金政策だけ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;手法探しに比べると、出金ルールは地味な話に見えますよね。私もそう思って、10%という設定を1年近く掃引もせずに放置していました。この記事は、その放置がどれだけもったいなかったかを実測した3本の検証(研究157/158/161)を1つの物語にまとめたものです。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="はじめに-このブログと読むのに必要な前提"&gt;はじめに: このブログと、読むのに必要な前提&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;初めての方向けに。このブログは、私(個人)がFXの自動売買プログラム(EA)を自作し、手法を統計検証して勝敗問わず記録している検証日記です。「研究N」は私の検証ノートの通し番号。数字はすべてモンテカルロ・シミュレーション(日々のリターンを何千通りも再標本化して、あり得た口座の運命を丸ごと再生する方法)による実測値です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;主役はプロップファーム。自己資金ではなく業者から提供された口座で取引し、利益の一部を出金として受け取る仕組みです。参加するには審査(チャレンジ)があり、私が対象にしている標準的なプランではSTEP1で+8%、STEP2で+6%を達成すると本番口座(ファンデッド)に進めます。落ちたら参加費12,500円を払って再挑戦。そして日々の損失制限に一瞬でも触れると即失格という崖があります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;img src="https://etherpoc.com/charts/ex/prop.png" alt="図: プロップ口座の失格ライン(概念図)。日中に一瞬でも触れたら退場。"&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;em&gt;図: プロップ口座の失格ライン(概念図)。この崖があるため、攻め方と出金の仕方が数字に直結します。&lt;/em&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;用語を3つだけ。PF(プロフィットファクター)=総利益÷総損失で1超なら黒字。動的k=口座の利益クッションに応じてロット倍率を自動で上げ下げする仕組みで、基準値kbと上限capで形が決まります。フラットガード=1日の損失が一定水準に達したら全ポジションを閉じてその日は止まる守り。土台の売買システムはPF1.64で、この記事の間ずっと不変です。つまりこれから出てくる改善は、全部「お金の動かし方」だけで生まれています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="研究157-いくら残すかを初めて掃引したら16出てきた"&gt;研究157: 「いくら残すか」を初めて掃引したら+16%出てきた&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;最初の検証は出金の量の話です。それまでの運用は「口座が初期資金の110%を超えた分を出金」、つまり保持クッションC=10%で固定でした。過去の検証(研究148)で決めたきり、一度も他の値と比べていなかったんです。そこでクッションCを5〜20%、ロット上限kcapを1.5〜2.0の範囲で総当たりしました。&lt;/p&gt;
&lt;table&gt;
	&lt;thead&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;th&gt;保持クッションC&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;ロット上限kcap&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;月次出金&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;破綻確率&lt;/th&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/thead&gt;
	&lt;tbody&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;5%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.5&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;劣後&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;7.1%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;10%(従来)&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.5&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.000%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;4.3%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;15%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.8&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.161%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;4.9%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;20%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.8&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;1.103%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;4.5%&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/tbody&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;p&gt;予想と違ったのはここです。クッションを厚く残すほど出金が減って損だと思っていたのに、実際はCとkcapはトレードオフではなく、厚いCが高いkcapを支える関係でした。床までのバッファが厚ければ、ロットを強気にしても破綻が抑えられる。クッションは貯金ではなく、攻めるための土台だったわけです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;新しい運用点はC=15%×kcap1.8。システムはPF1.64のまま月次出金が1.000%から1.161%へ、16%の改善です。破綻確率は4.9%、ストレスを強めた想定でも5.5%に収まりました。実装はEAの自動機能ではなく、equityが初期+15%を超えた分を隔週で手動出金する形にしています。ロジック不変でリターンが16%増える、まさに無料の梃子でした。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id="研究158-同じ道具をチャレンジに持ち込んだら36早く受かった"&gt;研究158: 同じ道具をチャレンジに持ち込んだら36%早く受かった&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;次はお金の入口、審査フェーズです。ファンデッド運用で本物と確認済みだったフラットガード×動的kを、チャレンジ(STEP1+8%→STEP2+6%)にそのまま適用したらどうなるか。失格判定は1分足で再構築した日中の口座推移で行い、落ちるたびに参加費12,500円を払い直す前提で測りました。&lt;/p&gt;
&lt;table&gt;
	&lt;thead&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;th&gt;設定&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;合格率&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;合格までの中央日数&lt;/th&gt;
					&lt;th&gt;期待参加費&lt;/th&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/thead&gt;
	&lt;tbody&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;現行の固定運用&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;95.9%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;255取引日&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;13,031円&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;kb2.0/cap1.5&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;95.9%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;163取引日&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;13,031円&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;kb2.0/cap2.0&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;94.9%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;124取引日&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;13,171円&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
			&lt;tr&gt;
					&lt;td&gt;kb2.5/cap2.5&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;92.5%&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;記載なし&lt;/td&gt;
					&lt;td&gt;記載なし&lt;/td&gt;
			&lt;/tr&gt;
	&lt;/tbody&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;p&gt;kb2.0/cap1.5は、合格率も期待費用も現行と同値のまま、合格までの期間だけが255日から163日へ36%縮みました。厳しめのストレス下でも89.5%対89.9%でほぼ互角。cap2.0まで上げれば124日と半減に近づきますが、合格率がわずかに落ちます。そしてkb2.5/cap2.5まで攻めると92.5%へ劣化。登山でいえば、速く登ろうと荷物を減らしすぎて天候悪化で遭難するゾーンです。&lt;/p&gt;</description></item></channel></rss>