
研究260 hg16/MRコア改の他国株転用 = エッジは世界共通と確認(週初急落買い=8/9市場で有効・押し目買いMR=9/9市場で有効。唯一の否DAX40は銘柄39/n704の検定力不足)。ただし指数構成銘柄の狭いユニバースでは月利が薄く(米S&P100対照でも月利+0.65% vs 613銘柄+4.66%)月利の源泉はユニバースの広さ=実運用は米国613構成を維持
対象=日(日経225)英(FTSE100)独(DAX40)仏(CAC40)加(TSX60)豪(ASX200)香(HSI)印(NIFTY50)+米対照(S&P100)の現行指数構成銘柄(Wikipedia取得・生存者バイアスあり=存在確認目的の楽観側測定)。
1. 仮説とねらい
逆張り・平均回帰系の仮説を検証した記録です。短期の極端な押し目だけが頑健なエッジになり得ます。
この検証で確かめたい出発点は次の通りです。
対象=日(日経225)英(FTSE100)独(DAX40)仏(CAC40)加(TSX60)豪(ASX200)香(HSI)印(NIFTY50)+米対照(S&P100)の現行指数構成銘柄(Wikipedia取得・生存者バイアスあり=存在確認目的の楽観側測定)。Yahoo日足最長30年・往復12bp一律・米国と同一の式/出口。
2. 検証の設計(どう組んだか)
いきなり走らせる前に、後知恵や偽エッジが入り込まないよう検証の枠組みを先に固めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象銘柄 | 株価指数 |
| 検証期間 | 2005-06 , 2026-06 |
この枠組みで、下のステップを順番にくぐらせていきます(どこかで落ちれば不採用)。
3. 検証の手順(ステップ・バイ・ステップ)
ステップ1: 検証ステップ
まず、事前登録ゲート: n≥100・t≥2.0・PF≥1.15・ヌル対照(銘柄内ランダム同数×1000draw)超過z≥2.0。
ステップ2: 検証ステップ
次に、hg16 1取引平均(2005-06〜2026-06プール): 米+234bp/PF2.33(z26)・香港+193bp/PF2.07(z19)・加+173bp/PF1.76(z13)・日+167bp/PF1.81(z32)・仏+139bp/PF1.61(z10)・英+127bp/PF1.52(z14)・豪+89bp/PF1.32(z8)・印+96bp/PF1.38(z7)=8/9有効。独DAX40のみ否(+43bp/t1.24=検定力不足)。
ステップ3: 検証ステップ
続いて、MRコア改(-2%指値実戦形)1取引平均: 米+92bp/PF1.89・印+95bp/PF1.75・豪+86bp/PF1.57・加+80bp/PF1.70・香+75bp/PF1.50・日+54bp/PF1.38・英+52bp/PF1.42・独+44bp/PF1.33・仏+32bp/PF1.24。引け形のヌル対照は9/9でz≥3。
ステップ4: ユニバース探索(候補の洗い出し)
さらに、ポートフォリオ(hg16 10%×10)は指数構成では薄い: 豪+1.71%が最大で米S&P100+0.65%・日+0.67%・他は+0.1〜0.7%=大型株は急落頻度が低く稼働率が上がらない。高月利には広い中小型込みユニバース(本編613銘柄)が必須。
ステップ5: M1日中リスクの検証
加えて、データ罠2件: ①Wikipedia構成銘柄はテンプレ埋め込み形式("wt":"7203")でプレーンregex不可 ②Yahooの他国データは企業再編ジャンプ未調整(JAL再上場+1914x/東京海上+173x)→日次|r|>60%の最終発生日以降のみ使う全市場一律クリーニングで解決(クリーニング前は日本のヌルz検定が分散爆発で無効だった)。
ステップ6: 検証ステップ
そのうえで、VERDICT: 知見として採用=「個別株パニックの横断分散」というエッジの本質は国に依存しない普遍構造(裏付け強化)。実運用の変更なし(米国613構成が最適のまま。moomoo APIは米/香港/中国Aのみ対応で日本株自動売買は元々不可)。
ステップ7: ユニバース探索(候補の洗い出し)
そして、開いている道: 日本株の広ユニバース(TOPIX500級)での本測定/香港の広ユニバース+moomoo APIでの第2口座化/上場廃止込みデータでの他国survivorship検証。
用語と検証手法
この記事で出てくる主な用語です。
- PF(プロフィットファクター): 総利益÷総損失。1.0超で純利益、値が大きいほど効率的です。
- ロジックと優位性(エッジ): 「ロジック」は売買ルールそのもの(仕組み)。「優位性(エッジ)」はそのロジックが持つ“勝てる性質”(コストや偶然を超えたプラスの期待値)。ロジックは無数にありますが、本物の優位性を持つものはごく一部です。

図: 週次急落の月曜引け買いの実例(META 日足・実データ)。1週間で大きく下げた銘柄を週明けの引けで買い、5日SMA回復で売ります。