
研究255追補(手取りMC=撤退-50%を吸収壁で実施行) 最も利益が残るk = 3年後中央値の最大は素k≈19(×65)/ストレスk≈14(×17)だが、その水準は4本に1本が半減撤退で終わる=下位25%床(P25)の最大は素k14/スト k10。「攻めの上限」はk~10、実行面込みの推奨は据え置き
研究255の月利中央は撤退-50%接触後も複利を続けた値=EA実挙動と乖離。本追補は接触時点でequityを0.5に凍結(全決済+停止)した「実際に残る資産」の分布。
1. 仮説とねらい
リスク・サイジング・ドローダウン制御の検証記録です。エッジを安全に運用へ落とすための要です。
この検証で確かめたい出発点は次の通りです。
研究255の月利中央は撤退-50%接触後も複利を続けた値=EA実挙動と乖離。本追補は接触時点でequityを0.5に凍結(全決済+停止)した「実際に残る資産」の分布。
2. 検証の設計(どう組んだか)
いきなり走らせる前に、後知恵や偽エッジが入り込まないよう検証の枠組みを先に固めます。
この枠組みで、下のステップを順番にくぐらせていきます(どこかで落ちれば不採用)。
3. 検証の手順(ステップ・バイ・ステップ)
ステップ1: 検証ステップ
まず、素(3年後中央/平均/P25/撤退率): k5=×5.3/×6.1/×3.6/0.1% ・ k10=×20/×37/×9.0/4.1% ・ k14=×43/×149/×11.9/12% ・ k19=×65(中央値最大)/×839/×0.5/25% ・ k29+=中央値×0.5(過半が撤退)。
ステップ2: 検証ステップ
次に、ストレス: 中央値最大はk14(×17)・P25最大はk10(×4.6)。最適kが素19→スト14へ大きく動く=高kの最適点は分布仮定に脆い。平均はどのkでも宝くじ的に発散(k30で×3.5万)=意思決定に使用不可。
ステップ3: 検証ステップ
続いて、整合メモ: 研究255のP(DD>50%)はピーク比・撤退-50%は初期比。高kでは急成長後のDDが初期比-50%に届かないため「P(DD>50%)≈100%でも撤退25%」が両立する。
ステップ4: 検証ステップ
さらに、VERDICT: 「最も利益が残る」の答えは測度依存=中央値ならk≈19(素)〜14(スト)、下位25%床ならk≈10〜14。ただし①4本に1本〜3本に1本が半減で終わる ②スワップ/手数料未較正はk大ほど悪化方向 ③証拠金は1:100でk10が上限目安(研究167) ④最適点が仮定に脆い、の4点から**実運用の攻め上限はk10・推奨プリセットは低k2/中k3/高k5据え置き**(k5→5.25の微増余地=研究229のみ)。
ステップ5: 検証ステップ
加えて、開いている道: 途中出金(利益の定期回収)を入れた手取り最適k(出金が吸収壁リスクを構造的に下げるため最適kが変わりうる)。
用語と検証手法
この記事で出てくる主な用語です。
- ドローダウン(DD): 資産の山からの最大下落率。プロップの最大-10%等の制約に直結する最重要リスク指標です。

図: ドローダウン=資産が最高値からどれだけ下がったか(例: XAUUSD)。この谷の深さがリスクの実感値です。
この検証のつながり
この検証は、過去の次の検証を踏まえています(前回ダメだった→今回こうした、別ロジックとの比較など)。