
EA「v1.5.0」は本物か?稼ぎ続ける頑健性を検証!
①年別ローリング: v1.5.0(固定)は勝ち年**10/11**(負けは2018 -3.6%のみ)・年内DD全て-2.3〜-8.2%=特定年依存でなく毎年安定して正・低DD=頑健性合格。
本記事は「EA「v1.5.0」は本物か?稼ぎ続ける頑健性を検証!」の検証を、はじめての方にも分かるようにまとめたものです。
研究135 v1.5.0 全体頑健性検証 ①年別 ②完全前進選抜 この記事では、僕たちが注目しているEA「v1.5.0」が本当に安定して稼働するのか、2つの異なる方法で徹底的に調べてみた結果をご紹介しますね!
どんなアイデアで検証したの?
EAって、過去のデータでたまたま成績が良かっただけじゃないの?とか、特定の相場にしか通用しないんじゃない?なんて疑問、ありますよね。そこで今回は、EA「v1.5.0」の「頑健性(ロバスト性)」、つまりどんな状況でも安定して利益を出せる強さを確かめるために、次の2つのアイデアで検証してみました。
- 年別ローリング検証: 過去の成績を1年ごとに区切って見て、特定の年にだけ頼らず、毎年しっかり利益が出ているかを確認。
- 完全前進選抜検証: 未来の相場でも通用する選び方をしているか、「後知恵」になっていないかをチェック。
どうやって試したの?
① 過去11年間を1年ずつ区切って成績をチェック!
まず一つ目の検証は「年別ローリング」です。 これは、EA「v1.5.0」が過去11年間(2012年〜2022年)のデータで、年ごとにどんな成績だったかを細かく見ていく方法です。もし特定の年にしか稼げないEAだと、成績が大きくブレるはずですよね。
② 未来の相場でも通用するか?「前進選抜」でシミュレーション!
二つ目の検証は「完全前進選抜」という、ちょっと聞き慣れない方法かもしれません。これは、EAが使う通貨ペアの選び方が、過去のデータに合わせすぎた「後知恵(カーブフィッティング)」になっていないかを調べる、大切なテストなんです。 具体的には、
- EA「v1.5.0」が元々選んでいる「robust5」という固定の通貨ペア(円クロス通貨ペアと金、合計5種類)の成績。
- それとは別に、各年の前年までのデータを使って、最も成績の良い(PFが高い)上位4つの通貨ペアを自動で選び直し、その選んだペアで翌年の運用をシミュレーションするという方法。これを「ナイーブな前進選抜」と呼びます。 この2つを比較することで、「元々選ばれた通貨ペア」と「その都度選び直した通貨ペア」のどちらが、未来の相場(未見の年)で良い成績を出せるかを確認しました。 ちなみに、PF(プロフィットファクター)というのは、総利益を総損失で割った数値のこと。1を超えると黒字、高いほど効率よく稼げている、という目安になりますよ。
結果はどうだった?
さあ、いよいよ検証結果です!
① 年別ローリング検証の結果:11年間で負けたのはたった1年だけ!
過去11年間(2012年〜2022年)の成績を年ごとに見てみると、なんと11年間中10年間がプラス収益という素晴らしい結果でした!
- **唯一マイナスだったのは2018年だけで、その損失もわずか-3.6%**にとどまっています。
- 年間のドローダウン(DD)も、全て-2.3%〜-8.2%の範囲に収まっていました。ドローダウンというのは、運用資金が一時的に最大でどれくらい減ったかを示す数値で、登山でいう「どれだけ下りに転じたか」のようなもの。この数値が小さいほど、リスクが抑えられていると言えます。 これは要するに、EA「v1.5.0」は特定の年にたまたま調子が良かったわけではなく、毎年安定して利益を出せる力があり、損失も小さく抑えられる「頑健性」がある、ということなんですね!
② 完全前進選抜検証の結果:固定の組み合わせが圧倒的に強かった!
次に、未来の相場を想定した「完全前進選抜」の比較結果です。
- EA「v1.5.0」が元々選んでいる「robust5」(円クロス+金)の組み合わせは、テスト期間の7年間でなんとトータル+131.3%もの利益を叩き出し、しかも7年間全てがプラス収益**でした!これはすごい!
- 一方、各年の前年までのデータで最適なペアを選び直す「ナイーブな前進選抜」の方は、トータル+63.0%の利益で、7年間中5年間がプラス収益という結果でした。 あれ?過去データで最適なペアを選び直す方が良いかと思いきや、EA「v1.5.0」が元々持っている「robust5」の組み合わせの方が、圧倒的に良い成績を出したんです。 なぜ「ナイーブな前進選抜」が劣ってしまったかというと、2019年と2021年に、直近のPFが高かった非円ペア(例えばEURAUDやGBPNZDなど)を選んでしまったことが原因でした。これらのペアは、その年はあまりトレンドが出ず、結果的に損失を出してしまったんですね。
ここから学んだこと
今回の2つの検証から、EA「v1.5.0」について、とても重要なことが見えてきました。
「円クロス+金」は、ただの偶然じゃない!
EA「v1.5.0」が元々選んでいる「robust5」(円クロス通貨ペアと金)の組み合わせは、ただ過去のデータに都合よく合わせた「カーブフィッティング(曲線適合)」ではない、ということが強く示されました。 むしろ、「円クロス通貨ペアはトレンドが出やすい」という、FX市場の構造的な事実に基づいた、原理的な選択なんです。だからこそ、その都度最適なペアを選び直すよりも、この固定の組み合わせの方が、未来の相場でも安定して良い成績を出せるということが分かったんですね。これは「後知恵オーバーフィット」ではない、信頼できるEAの証拠と言えるでしょう。
唯一残るリスクと、その向き合い方
ただし、お伝えしなければならないリスクも一つあります。それは、「円安/金高レジーム依存」という点です。 これはどういうことかというと、EA「v1.5.0」は、過去の長い期間で続いてきた「円安」と「金価格の上昇」というトレンドの恩恵を大きく受けて、高いパフォーマンスを出してきました。今回の7年間全てプラスという素晴らしい結果も、このトレンドが続いてきたことが前提になっています。 もし、世界経済の状況が大きく変わり、長期的な「円高」や「金価格の下落」といったトレンドに転換した場合、EA「v1.5.0」の成績にも影響が出る可能性があります。 この点は、EAの取扱説明書にもきちんと記載されている既知のリスクなので、このEAを使う際は、市場の大きな流れにも目を向け、理解した上で運用することが大切になってきます。
まとめ
今回の2つの検証(年別ローリングと完全前進選抜)は、EA「v1.5.0」が、特定の年に依存せず、未来の相場でも通用するロジックと通貨ペアの選び方をしている、という信頼性の高さを強く裏付ける結果となりました!