
このサイトと検証基盤について — なぜ作ったの?
FX検証日記は、自動売買(EA)のアイデアを『本物のエッジか、ただのまぐれか』を見分けるために自作した検証基盤の記録です。どんな考えで、どう作ったのかをざっくり紹介します。
このサイト「FX検証日記」は、FXの自動売買(EA)のアイデアを片っぱしから試して、その結果を1件ずつ記録している場所です。といっても、ただ「儲かった/儲からなかった」を書いているわけではありません。**「そのアイデアは本物のエッジ(優位性)なのか、それともたまたま過去のデータに合っていただけなのか」**を、できるだけ厳しく見分けることを目的にしています。
どうして自分で基盤から作ったの?
最初は市販のバックテストツールでいいかな、と思っていました。でも、EAを検証していくうちに、こんな問題にぶつかったんです。
- 過去データにピッタリ合わせただけの「まぐれ当たり」を、本物のエッジと勘違いしてしまう(これを過剰最適化=オーバーフィッティングと言います)
- 日足だと良さそうでも、1日の中の値動き(日中)を細かく見るとアウトだった、というのが見えない
- データ自体が壊れていて、その異常値で「勝てている」ように見えていた
こういう罠を1つずつ潰していくには、自分で検証の仕組みを作って、中身を全部わかった状態にするのが一番だと考えました。そこでPythonで btengine という検証エンジンを自作することにしたんです。
どんな考えで作っているか
この基盤のいちばん大事な役割は、実は「勝てる戦略を見つけること」より**「使えない戦略をちゃんと却下できること」**です。地味に聞こえますが、これが資金を守るうえで一番効きます。
たとえるなら、検証基盤は「金属探知機」のようなものです。砂浜(膨大なアイデア)から本物の金貨を探すとき、ニセモノに反応しない精度の高い探知機がないと、ガラクタばかり掘り返して時間とお金を失います。だからまず、ニセのエッジに反応しない探知機を丁寧に作りました。
具体的には、こんな段階の関門を用意しています(それぞれ別の記事で詳しく書いています)。
- クリーンなデータで検証する(壊れたデータを除外)
- ウォークフォワード/前進検証で、未来のデータを一切使わずにテストする
- M1(1分足)で日中のリスクまで再現する
- モンテカルロで「合格できる確率」を推定する
- 全銘柄を1つの口座でまとめて動かすポートフォリオ・エンジンで、現実に近いリスク管理をする
この日記の価値
派手な必勝法は載っていません。むしろ「試したけどダメだった」という記事のほうが多いです。でも、それこそがこの日記の価値だと思っています。たくさんのアイデアを検証して、本物だけを残していく——その過程をそのまま公開しています。
このサイトは研究・検証の記録であり、投資助言ではありません。過去の検証結果は将来の成果を保証しません。